【第1回】レールサイドの中の人。〜ゲスト:kosajiオーナー川﨑志保さん〜

【第1回】レールサイドの中の人。〜ゲスト:kosajiオーナー川﨑志保さん〜

「レールサイドの中の人。」レールサイド運営がレールサイドにて、ご出店いただいているテナントさんにインタビューをする特別対談企画となります。

記念すべき、1組目は“女性でも着られるミリタリー”をコンセプトに活動されていおります“kosaji”オーナーの川﨑志保さんです。

Q 1.店名の由来について

 久保:まず最初に店名の由来について教えてください。

 川﨑さん:kosajiの店名の由来は、コーデを組む中に1つプラスするだけで、「気持ちが上がったり」とか、「その日1日頑張ろう」って思えるようなアイテムを“少しプラスする”っていうイメージで、”kosaji”という名前にしました。

 久保: めちゃめちゃ素敵です。+Aするという表現を“kosaji(小さじ)”で表現するところが、すごく面白いなと思って。

川﨑さん:全身で組むというよりかは、ミリタリーっていう要素は結構強いので、全身で組んでいると、どうしても女性だと難しいかなって思うので。

1つプラス”して、個性もありますけど、いつもと違うデザインとか、そういうシルエットに「あ、いいな」と思ってもらえたらと思っています。

 久保:たしかに。古着ミックスみたいなイメージになるのですかね。女性だったら、上から下まで全部ミリタリだと、なかなかコーディネート組みにくかったり…。

 川﨑さん:それも(全身ミリタリーコーデも)素敵だと思うのですけど、やっぱりちょっと古着を知り始めて、今から着るってなった時に、少しでも着やすいものっていうので、“1つプラス”っていうのが、自分の中で入りやすいのかな。古着っていうところに。

 久保:そうですね。それこそ“kosaji”って名前で活動を始めたのって何年前ですか?

 川﨑さん:最近ですね。去年の4月からスタートしました。

久保:4月から始めて、“kosaji”にしようみたいな。他に店舗名案などはあったのですか?

川﨑さん:一昨年の4月から始まって、それがしっくりくるかなっていうのが、自分の中であって、“kosaji”に決めました。

久保:人によっては、ばーっと箇条書きであげて、店名とかって決めているのですかね。川﨑さんの場合は、1回あげてみて、迷った候補とかはあるのですか?

川﨑さん:五感というか、言った時に、ちょっと女性が「可愛い!」って思うような名前がいいなと思っていて、こう響き的に可愛いのでと“kosaji”かなと。

久保:kosaji”のイントネーションも結構迷いますよね。“こさ↑じ”なのか、“こさじ↓”なのか。結構人によって“こさ↑じ”さんって呼ぶ人もいれば、“こさじ↓”さんって呼ぶ人もいるなっていう。

川﨑さん:でも、全然そこは呼びやすい方で。笑

私は“こさじ↓”って言っちゃう。

久保:こさじ何杯とか言いますもんね、小さじなのか…。

 川﨑さん:お店によっては、(店名を)自分の名前に、かけてつける方。そういうのもあると思うのですけど、全く関係なく。

久保:確かに、川﨑さんですもんね。

川﨑さん:既存の名前、既存の言葉を取ってという感じです。

久保:ありがとうございます。

次にお店のコンセプトについても、お聞きして良いですか?

Q2.お店のコンセプトについて

 

 川﨑さん:コンセプトとしては、“女性も楽しめるミリタリーを”ということをコンセプトにしていて、男性の方はもちろんなのですが、女性の方にも着ていただきやすいような洋服、良さを知ってもらえるような、アイテム展開をしています。

久保:“ミリタリ=ちょっと着づらい”じゃないですけど、男性の方とかで、“コレクター”みたいな感じで集めているイメージが勝手にあったんですけど、 “kosajiさん”の展開を見ると、すごく見やすいというか、着やすいアイテムがあるなと最初から思っていたので、コンセプトそのまま、アイテムに活かされているなと思っております。 

川﨑さん:男性って、情報とか背景を知ると、洋服をすごく欲しくなったりすると思うのですけど、女性の方って結構そういう情報っていうよりかは、シルエットとか、 見た目が自分に合うかとか、そういったことを結構重視して、お洋服を選ぶと思うので、背景も自分も重視して選んでいますが、それプラス、“見た目”も良かったりとか、“シルエット”が女性の方に合ったりとか、そういうディティール。こういうディティールだったら、女性の方が“トキメキ”じゃないですけど、「あ、可愛い!」ってなるディティールだったりを求めて、お洋服を選んで、並べています。

久保:そうですね、確かに。タグのところに商品説明を書いているものもあったりしますよね。“何軍の何みたい”なのと。

それこそミリタリーは、ちょっと特別な背景があるイメージがあるので、知れば知るほど、楽しめそうだなと思っています。

川﨑さん:やっぱり何も知らない状態でミリタリーに入ると、「なぜこの形になったのか」っていうのもわからないし、それを知ったらまた面白いかな、と思って。なんでそういう形になったのかを知ったら、もうちょっと愛着が湧いたりとか、 そういう自分の知識をつけるっていうところでもいいかなと思って、タグに情報を書いたりしています。

 

久保:(軍物で)何十年前のものであっても、すごく状態が綺麗だなって思っていて、もっと軍物って絶対に落ちない汚れとかあるイメージが勝手にあって…。

川﨑さん:選ぶ段階で、これはちょっと入れられないなっていうのは、ちゃん厳選して11着見ています。 どうしても入れたいっていうものに関しては、自分で汚れを落とすなり、破れていたら“リペア”して、ほどけていたりとか、そういったところを綺麗に直して、お店に出したりしています。

久保:kosajiさんは、リペアのイメージもすごくあって、ニットとか、パンツとかも直したりっていうのもあったりとか。kosajiさんのこだわりのポイントの部分にも入るのかなって思うのですが、(袖を)カットしたりとか、着やすい形に直したり、こだわりのポイントがあれば、 そこも聞けたらなと思っています!

川﨑さん:確かに袖を切ったりとか、リメイクをかけたり。ミリタリーのお洋服だとサイズ感とか。あと袖が長かったりとか。どうしても女性目線で見ると ちょっと“着られちゃってるかな…”とか、そういうのもあると思うので、それを切って、ベストにしたりとか、あとは“色味的に着づらいもの”を、後染めで黒とか、色んな色に染めたりして、お店に並べることもしています。 

久保:ミリタリーを扱われている方って結構いると思うのですが、(リメイクなど)+aでやっている方は、意外と少ないのかなっていう印象があります。

だから皆さん同じテイストのものを置く形になりがちだと思うのですが、そこで、どう目立つかが、お店としての魅力だと思っています!

そういう面で、kosajiさんの“ミリタリー+a”は強みになっていると思うので、どんどん続けていったほしいですし、そんな姿を引き続き、応援したいなって思っております!

 川﨑さん:ありがとうございます。

久保:お店作り(ブース作り)をする上でのこだわりはありますか? kosajiさんは小物だったりも展開してくださっている印象でして。

川﨑さん:ミリタリー以外も、ミリタリーに合わせて、相性のいいアイテムを並べています。

久保:日々、ちょっとずつ変化をとげていますよね。(ブースを)展開する上で、ここを見てほしい点などはあったりしますか?

小物というか、照明スタンドを置いていたり、 部屋っぽい温かみがある展開だなと(個人的には)思っていて、実際に来ると、より店舗の雰囲気がわかるかな、と思います。

川﨑さん:置いているものとかは、柔らかみのあるものを“男性も女性も関係なく”、楽しんでいただけるような、雰囲気作りはしています。

久保:男性も女性も共に見てもらいやすい、展開になっているなと思っております。在庫(店舗に置いている)は何点ぐらいありますか?

川﨑さん:100弱くらいあります。

久保:なるほど。通販でも掲載していると思うのですが、その中でもオーナーさんとして“今1番おすすめしたい”“紹介したいアイテム”についても、きければと思います。

 

 Q3.イチオシアイテムについて

 

川﨑さん:年中使用できるものがいいかなと思って、個人的におすすめなのが、「フランス軍のブロックコート」っていうフロックコートです。

こちら大体50年代、50年〜60年代に、フランスの山岳部隊で、完全に撥水するような素材で作られたレインコートができる前に、コットン生地で作られたレインコートとして使用されていたコートです。

肩からこうケープが付いていたりとか。それがラグラン袖で、肩幅を意識せずに、男性でも女性でも着やすいような袖の作りになっているので、結構着やすいです。見た目もこう可愛さがあるし、男性もそこまで抵抗なく着られると思います。女性の方も「可愛い」って言って、シルエットを好きになって買ってくださる方もいるので、個人的には“kosajiの“ミリタリーを女性にも”っていうコンセプトに、1番合っているお洋服かな、と思っています。

 久保:ありがとうございます。これは(フランス軍のブロックコート)通販でも店舗でも買えますか?

川﨑さん:現在は店舗のみです。

久保:最後に、川崎さんにとって古着とは何でしょうか?

そもそも古着を好きになったきっかけは何だったのでしょうか?

 Q4.あなたにとって“古着”とは?

 

川﨑さん:(古着を好きになった)きっかけは、元々自分の体型があんまり好きじゃないっていうのがあって、大きめのシルエットの洋服が好きで、そこでミリタリーを知って自分の好きなシルエットと似ているところがあって、そういうところが好きになったきっかけです。 

久保:なるほど!川崎さんにとって古着とは、古着に関するイメージでも大丈夫ですし、今後お店を通して、大切にしたいことなどあればお願いします。

川﨑さん:色々な人が来て、今の時代にあるから、新品の力とは違って、ちょっと温もりを感じる、いい意味でいい味っていうか、味が出たお洋服がいっぱいあるなって思うので、 そういうイメージ。

久保:“ぬくもり”ですかね!ブースの作りとかも温かみとか、そういうところの要素が強いなと思いますしね。“古着=ぬくもり“という感じで。

川﨑さん:そうですね。ぬくもりで!

久保:ありがとうございます。基本、皆さん(出店古着屋さん)はオンライン古着屋さんが多いので、今後のイベント情報とか、今後の活動情報などあればお願いします!

川﨑さん:ここレールサイドさんでは、1月末までなので、本当にもう残りわずかって感じです。

この後は、地元が茨城なので、茨城に帰って、そこで拠点を持って店舗を開こうかなと思っています。イベントとしては、結構県内だと、水戸とか日立、筑波のイベントに出たりなど、あとは都内でもイベント出すこともあるので、インスタをチェックしていただけたらと思います!

久保:ありがとうございます!ぜひ今後のイベント情報は“kosaji”さんのインスタグラムをチェックしていただければと思います!最後までありがとうございました!

 川﨑さん:ありがとうございました!

 

【kosaji】

7月より、RAILSIDE COFFEE&VINTAGEにて出店。

2月からは、地元の茨城に拠点を移し、実店舗を開店予定。

その他多数のイベントにも参加。

”女性でも着られるミリタリーを”をコンセプトにリメイクやリペアなど、

ミリタリーアイテムに+aで新ジャンルにて活躍中。

今後の活動からも目が離せない。 

▶︎HP

https://kosajiclothes.stores.jp

▶︎Instagram

https://www.instagram.com/kosaji_clothes/

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